よく聞くこのフレーズ・・
支援する立場の人として言いたくないフレーズです。
あくまで私の思う事を書きました。
ケース1:毎朝、泣きながら登校する1年生のAくん
毎朝お母さんと一緒に登校し、校門から教室までは専科の先生と一緒に歩きます。
泣きながら、ゆっくりと教室の前の廊下に到着。
でもそこから動けません・・。
専科の先生は手を引っ張ったり、なだめたり。
しかし、担任の先生が「おはよう。教室に入ってランドセル置いてね」と声をかけるとすぐに教室に入る事ができます。
そして、専科の先生から一言。
担任が声をかけたらすぐ入るんだから、甘えてるだけ!
本当にそうかなぁ・・?
泣きながら登校している時点でめっちゃ頑張ってるし、校門でお母さんと別れて教室まで歩いてるのがすごい!!
担任の先生の顔を見たら「切り替え」が出来るのも凄い!
担任=ここは学校だ!教室だ!授業だ!僕はやるんだ!と、視覚的な効果でスイッチが入るのかな?とも思いました😊
担任の先生と信頼関係も出来ていて素晴らしいと思います😄
ケース2:約束を忘れてしまう1年生のBくん
お片付けが苦手なBくん。
その日も給食を食べた後の片付けが出来ていませんでした。
Bくん「ベーグルママ先生!昼休み、外で一緒に遊ぼうよ!」
ベーグル「いいよ!でも、給食の片付けが終わってから外に行こうね。」
そこで、私はBくんに分かるように紙に絵を描いて「Bくんが片付けるもの」を渡しました。
牛乳パック、お椀、お皿、おはしの絵です。
ベーグル「となりのクラスの給食の片付けを見てくるから、Bくんはこの片付けをしてね。また見に来るからね」
すると、すぐにとなりのクラスに来たBくん。
ベーグル「片付けできた?早いね!」
Bくん「あ・・そうだった・・それもあったんだ・・」
まだ出来ていない様子。教室に戻るBくん。
そして私がBくんの様子を見に行こうとした時には階段を降りるBくんの姿が・・
あれーっ?!
片付けたのは牛乳パックだけー!食器は直してないー!!!😅
「給食の後の片付け」がまだ彼のルーティンにはなっていなかったか・・
絵に描いて渡したし、その後に一緒に外で遊ぶという約束もあるからいけると思ったんだけどな・・
失敗💦
まだBくんは1つずつ「一緒にやる」事が大切だったんだ。
この話を聞いた先生から一言「あぁ・・ワザとですよ。学年でも皆そう言ってます。あの子、頭いいんで」
んー?!なんだと!!!
それは納得いかない!!
確かに、Bくんは大人びた口調で話す事や知識が豊富な一面があります。
でもワーキングメモリの弱さや、目に入ったものに衝動的に飛びつくような部分も。
実際、昼休みが終わったあとに「食器片付けるの待ってたんだよ〜」と声をかけるとハっとした表情のあと、少し悲しい顔をした。
そんな彼が「わざと」なんて思えない。
きっと牛乳パックを片付けた後に、教室から出ていくお友達を見て「外遊び」の方にいってしまったんだろうな。
私の支援が甘かった。反省です。
なんでワガママって言うの?
体操服に着替えるのが嫌!
皆と一緒にやりたくない!
これは食べたくない!
「イヤ」という事は言えるけど、「理由」が言えないお子さんの場合、大人は「ワガママ」と捉える事が多いと思います。
体操服に着替えるのが嫌!
⇨体操服の素材が苦手?人前で着替えるのに抵抗がある?肌を出すのが不安?不器用さがあり着替えに時間がかかるから?
皆と一緒にやりたくない!
⇨負ける事への不安?集団行動が苦手?何をどうすればいいのか分からない?活動そのものに興味を持てない?
これは食べたくない!
⇨感覚過敏?偏食がある?人前で食べるのに恐怖心がある?母親以外が作った食べ物に不安がある?
色んな理由があるかもしれない!!
そこに気付いてどうすれば改善できるか、安心して過ごせるか、手立てを考えるのが教育者だと思うんです。
なので簡単に「甘えてる、ワガママなだけ」と言って諦めて欲しくないなぁ。
ってか、甘えてていいやん!!
まだ小学生(しかも1年生)だもの!!
そんな事を考えた1日でした😊
最後に、私がよく読んでいる本を紹介しますね♪
お読みいただきありがとうございました!
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